多くの日本人が海外の人が結婚する国際結婚に憧れていると思います。しかし、日本国内で普通に過ごしている場合、海外の人と出会う数はそこまで多くないですよね。
では、国際結婚の出会いのきっかけなどはどこなのでしょうか。
また、国際結婚の離婚率が高い理由なども気になりますよね。
そこで今回は、国際結婚の出会いのきっかけはどこなのか、離婚率が高いのはなぜか調査します。
国際結婚の出会いのきっかけはどこ?
一般的に多いとされているのは留学先、旅先などだと思います。しかし、実際にはそうではないという結果が出ているようです。
それでは、国際結婚の出会いのきっかけはどこが多いのか、詳しくみていきましょう。
1位オンライン
2021年に行なわれたアンケートでは、国際結婚の出会いのきっかけはオンラインが第1位となっています。多くの人が予想した留学先や旅先というのは第5位となっていました。
オンラインが国際結婚の出会いのきっかけとなっているのは、誰でも気軽に海外の人と交流を深められるようなアプリなどが発達してきているからではないでしょうか。
多くの日本人が海外の人と交流したいと思っているように、外国人も日本文化などに興味があり、そこから関係が始まり、やがて交際、結婚に発展していくことが多いようですね。
2位職場・アルバイト先
国際結婚の出会いのきっかけ第2位となっているのは、職場やアルバイト先です。日本人同士でも職場やアルバイト先は出会いの場となっているので、そこは相手が海外の人であっても変わらないようですね。
日本国内で働けている海外の人であれば、ある程度日本語を話すことができるので言葉の問題がなく、コミュニケーションなどが取りやすく、交際に発展する可能性が高いのではないでしょうか。
3位友人・知人の紹介
SNSが発達し、マッチングアプリなどを使用する人が増えている時代ですが、友人や知人の紹介をきっかけに出会うことが多いようですね。友人などを介した場合は、大抵どちらかが好意を持っていることが多いですし、人柄なども保証されているので安心して交流を深められるのではないでしょうか。
また、家族からというより近しい人からの紹介であれば、何かあっても対応して貰えるので国際結婚に踏み切る人が多いのかもしれないですね。
国際結婚の離婚率が高いのはなぜ?
日本人同士の離婚率は約30%から約40%とされていますが、国際結婚の場合は約50%前後だとされています。国際結婚は日本人同士よりも離婚する確率が高いとされていますが、なぜなのでしょうか。
それでは、国際結婚の離婚率が高い理由を詳しくみていきましょう。
考え方の違い
日本人同士よりも国際結婚の離婚率が高いのは、考え方の違いが関係しているとされています。
子供がいる日本人同士の夫婦は、夫婦関係が悪化していても我が子が大きくなるまで我慢しようする人が多いです。しかし、パートナーが海外の人である国際結婚ではそのような考え方はなく、夫婦関係と親子関係を切り離して考える傾向があります。
そのため、子供がいるという状況であっても、離婚を即決断するため国際結婚は高い数字が出ているのではないでしょうか。
文化の違い
日本人同士の結婚であっても、住んでいる地域が遠く離れていたり、マイルールなどがあったりする人とでは文化の違いを感じてしまいますよね。もし、結婚相手が文化も言語も違う外国人の場合、かなりのカルチャーショックが生じると思われます。
近年は日本の文化などに興味を持つ人が増えてきていますが、これまでになかったものに慣れるのは相当なストレスがかかってしまいますよね。日本人がユニットバスや室内を靴で歩き回るのに抵抗があるように、海外の人も日本固有の文化にストレスを感じ、離婚してしまうのではないでしょうか。
言葉の壁
国際結婚に限らず、海外の人とコミュニケーションを取る中で最も大変なことは言葉ではないでしょうか。そのため、国際結婚の離婚率が高いのは言葉の壁を越えられず、上手く意思疎通ができず、関係を構築できないことなどが関係していると思われます。
近年は日本でも英語教育に力を入れ、話すことができる人も増えてはいますが、日常会話などを完璧にできる人は少ないです。また、何年も日本に住んでいる海外の人でも日本語をマスターしている人が少ないので、言葉の壁はかなり大きいのではないでしょうか。
性格
国際結婚の離婚率が高いのは、性格が大きく関係しているのではないでしょうか。
日本人は世界的に見ても穏やかで優しく、丁寧な人が多いとされています。また、日本人もそれが当たり前だと考えていることが多いです。しかし、いざ国際結婚をしてみたら、パートナーの性格がキツイ、気性が荒いということが判明し、それによって喧嘩が絶えず、夫婦関係が悪化してしまうのではないでしょうか。
特に、海外の女性は日本人女性よりも性格的なことを含めて強いとされているので、離婚してしまう男性が多いのかもしれません。
教育方針
日本人同士の夫婦と国際結婚の夫婦では、教育方針が違ってくると言われています。
日本同士の夫婦であれば、子供を通わせる学校は公立校もしくは私立校の2択だと思われます。しかし、国際結婚の夫婦の場合、公立校と私立校に加えてインターナショナルスクールや母国系の学校という選択肢が出てくることが多いです。さらに、国際結婚の夫婦では学費を出すのは高校までという考えもあり、そういった教育方針のズレが起きやすいことも離婚率が高くなっている要因だとされています。
宗教
国際結婚をし、パートナーが何かの宗教に入っていた場合、それに準じた生活などをしなくてはならず、慣れるまでにはかなり苦労してしまいます。
特に、日本人は無宗教である人が多く、宗教特有の儀式やしきたりなどに疎いですし、食べ物の制限などにも慣れていません。また、自分たちの子供にも入信させるかなどを巡って揉めてしまうケースもあると言われています。
このように、宗教の有無などを理由に関係が悪化してしまうので、国際結婚の離婚率は高いのではないでしょうか。
まとめ
今回は国際結婚の出会いのきっかけはどこなのか、離婚率が高いのはなぜか調査しました。
国際結婚の出会いのきっかけはオンラインが多く、現代ならではという感じがしますね。ただ、国際結婚はお互いが異なる環境で生活してきたため、離婚する要因が多いです。
そのため、国際結婚をする前にしっかりと生活スタイルや文化などを確認しておくことが重要ではないでしょうか。