本革と合皮の見分け方は?人工皮革と天然皮革とは?違いも解説!

当ページのリンクには広告が含まれています。
本革と合皮の見分け方は?人工皮革と天然皮革とは?違いも解説!

※当サイトは、海外在住者の方に向けて情報を発信しています。

高級ブランドの財布やバッグには本革が使われていることが多いです。しかし、ハイブランドのアイテムの中には合皮が使われていることも少なくありません。

では、本革と合皮の見分け方として、どういった点を見ればいいのでしょうか。

そこで今回は、本革と合皮の見分け方や人工皮革と天然皮革とは何か、違いについて解説します。

目次

本革と合皮の見分け方は?

本革と合皮の見分け方の前に、2つがどういったものかご存知でしょうか。

本革は動物の皮をなめした天然素材となっていますが、合皮はポリウレタンなどの合成樹脂といった人工素材が使われています。

本革と合皮にはこのような違いがありますが、加工技術の向上によって見分けが付きにくくなっているそうです。

では、どのようにして本革と合皮を見分ければいいのでしょうか。

断面

本革と合皮の見分け方として、財布やバッグなどの断面を見るという方法があります。

本革に使われている動物の皮は、太さが異なる繊維が絡み合っており、断面が毛羽立っていたり、シワになっていることがあるそうです。

一方で、合皮の場合は断面に塗料が塗られていることが多く、どのような面になっているのか分からないように隠されています。また、合皮製品の内側を見てみると、切りっぱなし部分が布と合成樹脂の2層構造になっていることがあるので、断面で判断するのが良いかもしれないですね。

匂い

本革と合皮の見分け方で最も分かりやすいのが匂いです。

本革といっても様々な動物のものが使われていますが、共通して革特有の匂いがします。

一方で、合皮の場合は布と合成樹脂で構成されているので、天然の皮のような匂いがしません。合皮はビニールっぽい感じの匂いや無臭というのが特徴なので、どっちか分からないという時は嗅いでみるのが手っ取り早いかもしれないですね。

火を付ける

火を付けるという方法でも本革と合皮を見分けることができますが、使い物にならなくなってしまうので、最後の手段として試してみると良いかもしれません。

本革の製品に火を付けると、たんぱく質が燃えるような牛乳に近い匂いがすると言われています。

一方で、合成樹脂などでできている合皮は、化学物質が燃えたような匂いがするのが特徴です。

このような方法でも本革と合皮を見分けることができますが、燃え移ってしまったりする危険性もあるので行なうときには細心の注意を払いましょう。

ひび割れ

本革と合皮の見分け方のポイントとして、ひび割れの有無があります。

本革は使い続けることで味が出てくるのが魅力で、専用のクリームなどで手入れをすることでひび割れなどが発生しにくいとされています。

しかし、合皮は本革のような柔軟性などがないので、使っていく内に経年劣化してしまい、表面がひび割れしてしまったり、下地の布が見えてしまったりすることがあるそうです。

ただ、本革も期間や手入れの仕方によってひび割れが起きてしまうことがあるそうなので、下地をチェックすると分かりやすいかもしれないですね。

浸透具合

革製品は専用クリームを塗ることで色に深みが出たり、艶が生まれます。また、革製品は曲げたり、擦れてしまったりした際に色が薄くなる部分がありますが、専用クリームを塗ることで元に戻るというのが特徴です。

そのため、本革製品に専用クリームなどを塗ると、生地に馴染み、浸透していきます。しかし、合皮の場合は水分や油分が生地に浸透していかず、本革ほどの効果が現れないのが特徴です。

そのため、専用クリームの本革と合皮に塗ることで、見分けることができるのではないでしょうか。

毛穴

本革の素材である動物の皮には、毛が生えています。そのため、本革には毛穴があることがあり、それの有無で合皮と見分けることができるそうです。

本革に毛穴の有無をチェックするときは、ライトを当てることで見やすいとされています。しかし、本革の毛穴はなめしの過程で処理されることが多く、加工の仕方によっては見えにくい場合もあるそうなので注意しましょう。

人工皮革と天然皮革とは?違いも解説!

革製品の中には人工皮革や天然皮革と呼ばれるものがありますが、どういったものを表しているのでしょうか。

また、人工皮革と天然皮革の違いについて知らないという人も多いかと思います。

それでは、人工皮革と天然皮革とは何か、両者の違いについても詳しくみていきましょう。

人工皮革はより本革に近い?

人工皮革は合皮と混同されがちですが、より本革に近い構造になっているとされています。

人工皮革にはポリウレタンが主成分として使われており、本革に近い柔らかさとしなやかさを併せ持ち、デザイン加工も寄せている製品となっているようです。

天然皮革は本革

天然皮革は天然の動物の皮から作られた革のことを指しており、本革とも呼ばれています。そのため、天然皮革と本革は同じもので、呼び方が異なるだけです。

価格

人工皮革と天然皮革の違いとしては、価格が異なるとされています。

人工皮革は合成樹脂などが使われており、天然皮革に似せた製品なので価格は低くされていることが多いです。しかし、中には高品質な人工皮革の製品もあり、それは高値になっていることがあります。

そして、天然の動物の皮が使われている天然皮革は高値なものが多く、使用されている種類によってより高価になっていることが多いです。

耐久性

人工皮革と天然皮革では耐久性にも違いがあります。

一見すると、耐久性が高いように感じられる人工皮革ですが、天然皮革ほど柔軟性やしなやかさがないので経年劣化することがあるようです。

一方で、天然皮革は手入れをしっかりと行なうことで10年以上も使うことができると言われるほど耐久性があります。

また、人工皮革に近い存在である合皮ですが、最も耐久性は低いとされているので覚えておきましょう。

見た目

デザインなどによっても異なりますが、人工皮革は合成樹脂が使われており、人工的に作られているので色ムラや傷がなく、全ての製品が均一になっています。

一方で、天然皮革は天然の動物の皮が使われているので、どうしても色ムラなどができてしまい、1点1点見た目が異なるのが特徴です。また、天然皮革は使えば使うほどヴィンテージ感が出てくるので、同じ製品でも持ち主によって異なってくるのも特徴となっています。

まとめ

今回は本革と合皮の見分け方や人工皮革と天然皮革とは何か、違いについて解説しました。

本革と合皮の見分け方は様々ありますが、匂いを嗅ぐのが最も分かりやすいかもしれないですね。

また、天然皮革の方が良いように感じられますが、合皮や人工皮革は耐水性が高いという特徴があるので、時期によって使い分けたりするのも良いのかもしれません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次