ゴールボールはパラリンピックの種目としても知られているスポーツです。
実際に2021年に開催の東京オリンピック・パラリンピックでも競技種目となっていました。
オリンピックの競技は大方知っている人は多いかと思いますが、パラリンピックの競技についてはあまり知られていないことも多いです。
ということで、今回はパラリンピックならではのゴールボールについてご紹介します。
ゴールボールとは?どんなスポーツ?
ゴールボールとはどんなスポーツかというと、視覚障がい者の人たちがプレイするスポーツです。
もともとは、第二次世界大戦で目を負傷した軍人のリハビリテーションとしてヨーロッパで考案された球技というのが由来となります。
1976年のカナダトロント大会から正式種目として認められて以来、世界中で楽しまれるようになったんですね。
ゴールボールは、1チーム3人で戦います。そしてポジションは、ライトウイング、センター、レフトウイングです。
サッカーのコートよりも小さい縦18メートル、横9メートルのバレーボールと同じ広さのコートで対戦します。
選手たちはアイシェイドと言われる光を全く通さないゴーグルを装着します。このゴーグルは、どの選手も同じ条件でプレイするためです。
1.25キロの鈴が入ったボールをボウリングのように転がし、相手のゴールへ入れることで得点を競います。
試合時間は12分ハーフ(ハーフタイムは3分)です。
ゴールボールの見どころと魅力は?
冬季パラリンピックは夏季パラリンピックのようなパラ種目としてある独自のスポーツ(ゴールボールとかボッチャ)というより、使用する道具が少し変わるぐらいで競技自体は変わらずコースとかそのままだったりする。健常者や障がい者とかの壁なんかないのよ。
— 古田優|Sports Life Design (@furuyuu6122) March 4, 2022
ゴールボールは、音を聞き分けたり感覚で対戦するため、原則コート内の選手以外は声を出してはいけません。
つい、ベンチや応援席から声を出して応援したくなるのを、抑えて静寂な空間を作らなくてはいけません。
よって、観客側は興奮を抑えつつ応援しなくてはならないのです。まるで将棋のようですよね。
応援の仕方がほかのスポーツと違うのも、このスポーツの魅力だと思いました。
また、選手同士のコミュニケーションは声だけです。
チームは、声でのコミュニケーションが十分に取れていないと味方同士でぶつかったり、怪我のもとにもなるので本当に大変そうです。
そんな選手たちのコミュニケーションの取り方などを見るのも楽しみの一つですね。
ゴールボールの注目の選手は誰?安室早姫さんって?
では、ゴールボールの注目選手が誰なのかを見てみましょう!
ゴールボール女子注目選手
ゴールボールの女子日本代表選手で注目選手はというと、まず1人目は安室早姫さん。
安室早姫選手は1993年生まれ沖縄出身で、ポジションは、センターです。
ゴールボールの球は1.25キロという重さですので、転がすのもやっとなものですが、彼女はそのボールを巧みに操り、また音だけでボールの動きを推測して行動するのが素晴らしいのです。
東京パラリンピックでは、間違いなく注目の選手でしょう。
他にも、福岡県出身で金メダルを獲得したロンドン五輪では主将を務めた小宮正江さんという方も注目選手の一人です。
彼女はなんと日本ゴールボール史上4回もパラリンピックに出場されているゴールボール会の吉田沙保里ともいわれています。
ゴールボール男子注目選手
ゴールボール男子日本代表選手の注目選手は、川嶋悠太選手です。
彼は、1994年生まれ東京都出身の若手実力派選手です。
ポジションはセンターで両サイドの味方プレイヤーに的確に指示を出し、チームの司令塔として貢献しています。
2017年のアジアパシフィック選手権大会では第3位を獲得しているので、パラリンピックもメダル獲得に期待できそうです。
男子代表は実は、今回がパラリンピック初出場なんだそうです。
女子代表は過去に何度かパラリンピック出場経験、メダル獲得経験もありますが、男子は今回が初ということなので、男子・女子代表ともどもメダル獲得できるよう応援しましょう!
まとめ
ゴールボールはまだまだ知名度の低い球技ですが、パラリンピックの種目にもなっているので、どんなスポーツなのか知ることで、パラリンピックの応援にも熱が入るでしょう。
また、静かなる球技ですので、観客側も興奮を抑えて観なくてはいけませんので精神トレーニングにもなりそうですね。
特に日本代表選手は実績もかなりあり、過去に金メダルを獲得しているようなので、今年のパラリンピックでのメダルの期待も高まります!